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イーグルコーヒー通信 【2013年6月号】

焙煎職人

以前、「みやざき中央新聞」をご紹介したことがありましたが、私は今でも購読しているん
です。感動話や勉強になる話など読むたびにすごい人がいるんやな〜なんて感心ばか
りしている訳ですが、今回ちょっとユニークな記事が紹介されておりました。それは「おも
しろがる癖をつけよう」という題ですが、たとえ話を大阪人の話を紹介してありました。
野球観戦をしていた観客が、負けているチームにイラつき新聞紙をチギリ、紙ふぶきにし
たらその紙ふぶきが、怖そうなおっさんが食べていた焼きそばにかかってしまった。普通
ならコラーって喧嘩になりそうな状態を大阪の怖そうなおっさんは「こらぁ〜ワイの焼きそ
ばの上に青のりかけたんは誰や」って怒ったら、周りの観客は試合そっちのけでそのおっ
さんに拍手喝采です。要は大阪人は本気で怒る事が恥ずかしい事なんやと思っていて、
緊張状態をいかに笑いに転じられるか、そんな大阪人が賞賛されるんですね。私たちも
勝った、負けた、成功した、失敗した、ばかりを気にして、ストレスをためているんですね。
結果より途中のストーリ(プロセス)を楽しむ事が大事で、それを如何に見つけられるか、

焙煎人 山腰直博

【コーヒーの美味しさを見つけよう】

コーヒーの方程式

上記の表によって組み合わせをする事で、自分の好みの味を選ぶことができるものと思います。
たとえば「深焼のコーヒー」に「粗挽き」を選び「一人分の量を普通」、「お湯の温度を80℃」にして
出来上がり量を150ccくらいに設定されれば香り良く、マロヤカな味わいのコーヒーになるでしょう。
また、その逆もできます。濃いコーヒーがお好きな方は、濃くなるような組み合わせを知ると良いでしょう。
基本的には、コーヒーを抽出する時間は淹れ始めてから終了するまで3分とされております。コーヒー粉にお湯を注ぐと
最初に酸味成分が液体に良く溶け、その後に苦味成分が出てきます。酸味は低温でも出ますが、苦味は高温でないと
溶け出しにくいのが特徴です。

※注意
一般的に、よくアメリカンと言われる方が多くお見えになります。当時(昭和30年〜40年頃)は決して良質なコーヒーが
出回っていたとは言い難く、販売者側も薄く抽出する事で飲みやすくし、利益を増していたともいわれております。
焙煎の深い豆ほど、良心的で健康にも良く、飲んでみればアメリカン以上の美味しさを感じる事ができるでしょう。