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2.12015
コーヒーの良い保存のために美味しさを奪う4つの敵を理解する
今から大事なことを言いますのでメモを取ってくださいね。
コーヒーは焙煎直後から変化していく
念のためにもう一回!
コーヒーは焙煎直後から変化していく
当たり前のようで、ふと忘れてしまいそうなこと、それは……
コーヒーも野菜や果物と同じで時間の経過とともに劣化してゆきます。
生鮮品ならば見た目でわかりますが
焙煎したコーヒー豆は見た目にハッキリとあらわしてくれません。
恥ずかしがり屋(?)のコーヒー豆の美味しさをどうやったら保つことができるか?
それにはやっぱりコーヒー豆とその変化を知ることが大切です。
焙煎後のコーヒーの変化を理解する
先ず、目には見えませんが焙煎時にはコーヒー豆から炭酸ガスが発生し、香気成分が放出されます。
また、豆に含まれている諸成分の科学的変化も避けられません。
コーヒーの味の変質に特に大きく影響する要因として、以下の4つあります。
- 水分
焙煎後の水分は3%程度できわめて低い湿度に相当する。
したがってコーヒーの吸収性は非常に高く劣化速度に対する水分の影響は非常に大きい。
出来るだけ乾燥状態を保つのが望ましい。 - 酸素
空気には20%程度の酸素が含まれており、その作用がコーヒーを劣化させる一因となっている。
脱酸素剤や不活性ガス置換などが不可欠。 - 光
紫外線は色調や風味に影響を与えている。
コーヒーに含まれる油脂分の酸化指標の一つとして光の影響も大きい。 - 温度
大まかに10℃上がると反応速度は2 倍になり
高温場所にはコーヒーは禁物である。
要するに、コーヒーの良い保存方法は…
乾燥した光の当たらない場所で高温をさけ
脱酸素剤の使用や不活性ガス置換をする!
……なかなか4つを完璧にすることは難しそうですが
先ずは要因を知り、適切に保存することで美味しいコーヒーが
これまでより長く楽しめるはずです。
それでも限界はやってくる
ウイスキーやワインのように寝かせて寝かせて美味しくなるものならば良いのですが
どんなに気を配っても、少しずつ美味しさは失われてゆきます。
1つの解決策として、焼き立ての豆を必要な分量のみこまめに購入する事があげられます。
まるでコーヒー屋の回し者みたいですが、コーヒー屋です。
コーヒー屋だからこその提案です。
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