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2.112015
コーヒーの抽出方法について ネルドリップの◎と×
コーヒーの抽出方法にもいろいろ
コーヒー豆にもいろんな種類があるようにコーヒーの入れ方もさまざま。
こちらの記事「簡単6ステップ!美味しい自家焙煎コーヒーの入れ方」では
ペーパーフィルターを使った抽出方法(ペーパードリップ)をご紹介していますが。
その他にも、サイフォン式、フレンチプレス式、ウォータードリップ式など
さまざまなコーヒーの抽出方法があります。
その中でも、最も家庭で普及している方法といえば
ペーパーを使ったドリップでしょう。
ペーパーフィルターでのドリップのいいところ
- 抽出方法が比較的簡単
- ペーパーフィルターが使い捨てで手入れが簡単
などがあげられます。
美味しいコーヒーを淹れるためには基本通りに淹れることが大切ですが
慣れてくれば、粉の量や湯の温度など微調整して、自分なりの味を探す楽しみもあります。
もちろん、イーグルコーヒーでも……と、ここまで書いてきて何ですが
当店ではペーパーフィルターを使った抽出ではなく
布製フィルター(ネル)を使って淹れたコーヒーをお出ししています。
その理由は後で書くことにして、
このネルドリップの抽出方法はプロの現場でも多く使われる一方
取り扱いが少々、面倒なのが難点でもあります……
×:ネルフィルターの扱いには手間がかかる
- 布は新品の場合、蛍光塗料、漂白剤、糊などが付着している場合があります。
使い始める前に熱湯で煮沸し、コーヒーのカスなどと煮込むなどしなくてはいけません。 - 終了時には空気に触れさせないよう管理するため、水を張った容器に入れて冷蔵庫などに保管する必要。
- 洗剤で洗ったり、天日乾燥は厳禁!脂肪分が酸化し、悪臭を放つようになります。
- 使い始めは湯が早く落ちるのに対し、使い込むほどに目詰まりを起こすようになることから、交換時期の見極めが必要。
……なんて書くと悪いことばかりなようですが、
このネルドリップを選ぶ理由が当然あるのです。
○:ネルフィルターを使ったドリップのいいところ
舌触りの良い、滑らかなコーヒー
このネルは織物(フランネル)であり繊維を起毛させています。この布で抽出を行うことでコーヒーの微粒子がフィルター内に留まり舌触りの良い、滑らかなコーヒーになります。
マッタリ感、マロヤカ感
ペーパーフィルターは大切な脂肪分を吸着してしまう為、あっさりとしたコーヒーに仕上がってしまいます。一方、ネルフィルターでの抽出はコーヒーの持つ脂肪分も抽出してくれるため、マッタリとしたマロヤカなコーヒーとなります。
エコ
一回一回捨てなければいけないペーパーフィルターと違って、ネルフィルターは何度も使えます。
数字には表せない点ばかりですが、長年の経験といろいろな手法を試した結果、
イーグルコーヒーではネルフィルターでの抽出を行っています。
一番大切なことは
どんな良い道具を揃えても、いくらテクニックを磨いても
それが美味しい豆からでなければ美味しいコーヒーは生まれません
みなさんにいろんなコーヒーの美味しさを楽しんでいただくためにも
イーグルコーヒーでは、品質の良い豆をセレクトし
焙煎したての新鮮なコーヒーをお届します。
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